Kilroy Was Here

不定期更新の技術ブログ

Project Brainwave

Microsoftは、「リアルタイムAI」実現のためのシステムとして

ディープラーニング用プラットフォーム「Project Brainwave」を

発表した。

gigazine.net

MicrosoftではProject Brainwaveのプラットフォーム構築にあたって、

FPGAを活用している。データセンターに高性能FPGAを直接接続する

ことで、「CPUによるリクエスト処理」を省き、高いスループット

実現している。

また、ソフトウェアDNN処理ユニット(DPU)を搭載しているが、

必要なデータタイプを選べるように設計してあり、柔軟性が

確保されているとのこと。

組み込んだソフトウェア・スタックは、一般的なディープラーニング

フレームワークをサポートしており、「Microsoft Cognitive Toolkit」と

「Tensorflow」には現時点でも対応済みで、今後は他のものにも

対応していく予定。

IntelのStratix 10を 用いて、リクエストを1ミリ秒未満で実行した

デモでは、39.5TFLOPSの性能を記録しており、10サイクルに1度

マクロ命令が出されることによって、1サイクルで13万回以上の

演算処理を維持できるとのこと。