衛星配信のビットコイン
ビットコインの決済処理を宇宙空間の衛星からリアルタイムで
配信する「Blockstream Satellite」が計画されている。
仮想通貨を通じて、銀行口座の利用や資金の保全が困難な国々の経済を
活性化することが目的だ。理論上、誰でもビットコインネットワークに
自由にアクセスできるため、インターネットへの安定したアクセスが
確保できない地域でもビットコインに参加できるようになる。
ネットワークの利用には、PC・衛星放送受信アンテナ・受信機のほか、
SDR(ソフトウェア無線)ドングルが必要だ。ユーザーはBlockstreamの
衛星と同期してブロックチェーンを利用できる。
ただし、実際の取引には、依然としてインターネット接続が
必要であるので、問題を完全に解決できたわけではない。
現時点で、全大陸の3分の2を占める地域でBlockstream Satelliteを
利用できるようになっており、2017年末までにすべての地域で
利用できるようにする予定であるとのことだ。