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Node-REDの機能拡張

コーディングなしでプログラミングが可能なツール「Node-RED」の

機能拡張に向けて、システム間での処理・データ連携を容易に実現する

技術を、日立製作所は開発したと発表。

news.mynavi.jp

「Node-RED」は、IBMが開発したコーディングレスプログラミングツールで、

画面上に「ノード」と呼ばれる処理部品を配置して、「ノード」間を接続する

だけでプログラムを容易に作成できる。UEのブループリントのようなものだ。

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Node-REDについては、下記のような動画が公開されている。

www.youtube.com

 システム間での処理やデータ連携を行うためには、以前は、

個別の処理を対象システムごとに開発する必要があったが、日立は、

Node-REDと他システムとの連携パターンを一般化できることに

着目し、システム間の接続インターフェース(API)を統合管理する

技術「Flow Connection Gateway」を開発した。

 

Flow Connection Gatewayは、システム接続機能を標準で提供するほか、

接続先システムのAPIを参照することで必要な設定を簡略化できる。

そのため、「ノード」の開発を効率化し、迅速なアプリケーション

開発を可能にするのである。

 

日立は、今回開発した技術を「Node-RED」の新機能として

Node-REDコミュニティに提供するほか、「Node-RED」初心者向けの

書籍の発売などを通じて、Node-REDコミュニティへ貢献するようだ。

 

また、今後「Node-RED」をIoTプラットフォーム「Lumada」上で

活用することで、アプリケーション開発・提供の迅速化を目指すとのこと。