Node-REDの機能拡張
コーディングなしでプログラミングが可能なツール「Node-RED」の
機能拡張に向けて、システム間での処理・データ連携を容易に実現する
技術を、日立製作所は開発したと発表。
「Node-RED」は、IBMが開発したコーディングレスプログラミングツールで、
画面上に「ノード」と呼ばれる処理部品を配置して、「ノード」間を接続する
だけでプログラムを容易に作成できる。UEのブループリントのようなものだ。
Node-REDについては、下記のような動画が公開されている。
システム間での処理やデータ連携を行うためには、以前は、
個別の処理を対象システムごとに開発する必要があったが、日立は、
Node-REDと他システムとの連携パターンを一般化できることに
着目し、システム間の接続インターフェース(API)を統合管理する
技術「Flow Connection Gateway」を開発した。
Flow Connection Gatewayは、システム接続機能を標準で提供するほか、
接続先システムのAPIを参照することで必要な設定を簡略化できる。
そのため、「ノード」の開発を効率化し、迅速なアプリケーション
開発を可能にするのである。
日立は、今回開発した技術を「Node-RED」の新機能として
Node-REDコミュニティに提供するほか、「Node-RED」初心者向けの
書籍の発売などを通じて、Node-REDコミュニティへ貢献するようだ。
また、今後「Node-RED」をIoTプラットフォーム「Lumada」上で
活用することで、アプリケーション開発・提供の迅速化を目指すとのこと。