Kilroy Was Here

不定期更新の技術ブログ

デジタルデスク構想の実現

LED電球にカメラとプロジェクターを内蔵させることで、

机が丸ごとタッチパネルになるインターフェイス

カーネギーメロン大学は、開発中だ。

wired.jp

これは、90年代の初めにゼロックスパロアルト研究所

研究者たちが発表した、「デジタルデスク」構想のコンセプトを

受け継ぐものである。

 

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構想が発表された当時は、斬新すぎて実現には至らなかったが、

カーネギーメロン大学のロバート・シャオ氏の最新プロジェクト

「Desktopography」によって、デジタルデスクの概念が現代に

蘇ろうとしている。

 

シャオがつくったのは、標準的な電球ソケットに直接取り付けられる

小型デヴァイスだ。このデバイスは、搭載されている深度センサー付き

カメラとポケットプロジェクターにより卓上に3次元マップが作成され、

物体の移動などを記録するというものだ。

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作業空間は散らかっていることが多いと思われるが、シャオのツールでは

アルゴリズムによって、本やコーヒーマグなどの物体を識別しながら、

カレンダーなどを投影するのに最適な場所が導き出されるので、

卓上の状態を特に気にすることなく使用することが可能だ。

 

現時点では研究用装置を1台つくるのに1,000ドル近くの費用がかかるが、

いずれは大量生産によって50ドル前後にできると、カーネギーメロン大学

クリス・ハリソン氏は考えている。