iPhone Xを分解した画像が公開
iFixitは、iPhone Xを分解し、内部の様子を公開している。
iFixitのサイト上で公開されているX線画像には、iPhone Xの
特徴となるようなユニークな部位に枠線が記入されている。
1.バッテリー(画像の赤枠部分)
バッテリーは、省スペース化のために2つに分割され、L字形に
配置されている。これにより、狭いスペースに効率的に部品を
収納できるようになっている。バッテリーの分割はiPhone初だ。
2.ロジックボード(オレンジ枠部分)
iPhone Xのロジックボードは、部品数は35%増えているものの、
従来の70%程度にまで省スペース化することに成功している。
これは、2枚のボードをPCBで接続し、ボードの両面を使うこと
により実現している。
3.TrueDepthカメラ
iPhone Xの顔認識システムを実現するために搭載された、
TrueDepthカメラは下記のようなシステムになっている。
①フロントカメラによる顔情報の取得(赤枠)
②顔情報の3Dマッピング処理(オレンジ枠)
③IRカメラによるマッピングデータの処理(黄枠)
VR中にキーボードを使用可能に
VR利用中のキーボード操作に対応する新技術「BRIDGE」を
Logitechが発表し、開発キットの配布を開始した。
BRIDGEでは、「Viveトラッカー」をキーボードに装着すると、
VR空間内にバーチャルキーボードと自分の手が表示され、
ヘッドセットを外すことなくキーボードの使用が可能となる。
BRIDGEはSteamVRをベースにした全てのアプリと互換性があり、
Viveトラッカーがオンになると、オーバーレイが自動的に表示される
ようになっている。また、バーチャルキーボードはフォントや配色を
自由に変更可能だ。
Realm Plattform 2.0の発売
Realm社が10月に発表したモバイルアプリ開発プラットフォーム
「Realm Plattform 2.0」の国内販売を、エクセルソフトは開始した。
Realm Platform 2.0には、SQLiteなどの軽量高速なデータベースの
代替を目指して開発された「Realm Database」と、リアルタイム
同期を最適化する「Realm Object Server」が含まれている。なお、
Realm Object Serverは再構築され、NPMインストールにも対応。
そのほか、Mac / Windows / Linuxの各プラットフォームで動作する
「Realm Studio」も搭載している。
Realm Databaseを組み込んだアプリの利用実績は全世界20億人以上で、
クロスプラットフォームのデータベースとして、10万人以上の開発者が
利用している。
Realm Platformには、無償利用可能な「Developer Editon」のほか、
有償サポートプラン・APIブリッジ・サーバサイドアクセスの統合
を提供する「Professional Edition」、100万ユーザー以上の同時接続
などが可能となる「Enterprise Edition」がある。
開発者に最も嫌われている言語
Stack Overflowを利用する開発者を対象に調査を行ったところ、
最も嫌われているプログラミング言語が明らかになったようだ。
なお、これは技術や品質を否定するものではなく、どの技術が
開発者の間でマイナスの感情を強く引き起こすかを示すものだ。
開発者が「扱いたくない」と思っている言語は、Perlだったようだ。
Perlは1990年代には広く用いられていたが、近年ではPythonなど
の言語の人気に押されているため、このような結果となった。
同調査ではDelphiとVBAがPerlの後に続いている。 嫌われる傾向が強い
言語として、PHP・Objective-C・CoffeeScript・Rubyが挙がっている。
一方、嫌う人が少ない言語には、R・Kotlin・TypeScript・Rust・Bash
・Clojure・Swift・Python・JavaScript・Goなどが並んだ。嫌っている人
が少ない言語の傾向として、Stack Overflow上で急速に質問が増えている
ことが指摘されている。一方、嫌っている人が多い言語のタグがついた
質問は、コンスタントに減っているという。
自動翻訳機能のミスによる逮捕
脳情報デコーディング技術の開発
NICTの脳情報通信融合研究センターは、被験者が映像から感じた
物体・動作・印象を名詞・動詞・形容詞の形で言語化するという、
脳情報デコーディング技術を開発した。
従来の脳情報デコーディング技術では、約500単語に対応する物体や
動作の内容を解読可能だったが、その約20倍にあたる1万単語に対応
する内容を、脳から解読することが可能となった。さらに、従来技術
は解読不能だった「印象」の内容についても、解読に成功した。
同技術の特徴は、大規模テキストデータから学習した言語特徴空間を
デコーダーに取り入れて、内容の推定に利用した点にある。ここでいう
言語特徴空間とは、単語同士の意味の近さを空間内の位置関係により
表現した、100次元空間のことだ。この空間内では、データ中の1万語の
名詞・動詞・形容詞が空間内の1点として表現されており、意味の近い
単語は近い距離で表現され、意味の遠い単語は遠い距離で表現される。
脳活動の解読を行うデコーダーは、脳活動と言語特徴空間の対応関係を
保持している。脳活動が入力されると、対応関係から言語特徴空間内の
1点を推定し、距離の近さに基づいて1万単語の「もっともらしさ」を
出力するというシステムになっている。もっともらしい単語ほど、
被験者が感じた内容に近いとみなされる。
同技術を基盤技術とすることで、脳情報デコーディング技術に基づく
映像コンテンツの評価や、発話や筆談が困難な人のコミュニケーション
補助などに利用されることが期待される。
ビデオ会議に役立つハードウェア
G Suite チームは、新製品「Hangouts Meetハードウェア」を発表。
これは、ビデオ会議を高品質で実現するための4つのコンポーネント
がセットになったキットで、「Hangouts Meet」に対応している。
キットに含まれるのは、タッチスクリーンコントローラ、4Kカメラ、
スピーカマイク、ASUS Chromeboxの4つのコンポーネントだ。
タッチスクリーンコントローラでは、イベントへの参加・参加者の
ピン留め・音声のミュート・カメラのコントロール・参加者の追加
などの操作が可能。
また、スピーカマイクはエコーや背景ノイズを抑える機能を備えている。
最大5個までスピーカマイクを接続でき、広い会議室でもカバーすること
ができる。
4Kカメラは、視野角が120度で、参加者を検知して自動でトリミングと
ズームを行う。これらのコンポーネントには、「Chrome OS」搭載の
ASUS Chromeboxから自動でアップデートが提供される。