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不定期更新の技術ブログ

DevOpsの実践率が高い業種

IDC Japanが発表した調査結果によると、DevOpsを実践している企業は

20%であり、サービス業の実践率が最も高い結果になったという。

news.mynavi.jp

DevOpsの実践状況について調査した結果、「IT組織全体で実践している」

という企業は6.6%、「一部の部門/プロジェクトで実践している」は10.5%、

「試験的に実践している」は2.9%で、合計20.0%の企業で実践されていた。

また、DevOpsの実践に向けて動き出している企業も多いということも

明らかになっている。

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最もDevOpsの実践率が高い業種は、サービス業で27.5%。IT企業の通信

/サービスプロバイダー業が22.7%、ソフトウェア/システム開発業が21.4%

と続いている。

 

実践に踏み切った理由は、「ITライフサイクルの効率化」が34.0%で

最も多く、「ITコストの削減」が31.1%と続く。また、「IT部門と

ビジネス部門の関係の強化」が29.1%、「開発者の時間とスキルの

有効活用」が26.2%となり、組織と人材活用の改善もDevOps実践の

動機付けになっていることがわかる。

Anacondaのバージョンアップ

Pythonディストリビューション「Anaconda」の新バージョン

である5.0.1がリリースされた。小さなバグ修正のほか、R言語

サポートが強化されている。 

 

Pythonのディストリビューション「Anaconda」、バージョン5.0が登場 - CIOニュース:CIO Magazine

 

Anaconda 5.0のLinux版とmacOS版は、それぞれ新しいコンパイラ

Linux版はGCC 7.2、macOS版はClang 4.0.1)で全面的にリビルド

されている。古いバージョンのOSでAnacondaを利用するユーザも、

パフォーマンス向上などのメリットを享受できる。

 

また、Anaconda 5.0では、パッケージマネージャ「conda」を通じて

提供されるPythonパッケージにも、リビルド版が用意されており、

従来版のパッケージとは別のインストールチャネルで提供されている。

 

NumPyについては、幅広いバージョンに対応できるようになった。

R言語はバージョン3.4.2にアップデートされ、Rの全パッケージが

Anaconda 5.0の新しいコンパイラでリビルドされた。

 

動作の軽い「Messenger Lite」

フェイスブック純正、かつFacebook Messengerよりも動作が軽い

アプリ「Messenger Lite」が紹介されていた。このアプリは、余計な

機能が削ぎ落とされているので、シンプルなやり取りが可能である。

wired.jp

Messenger Liteは、通信速度が遅い地域向けに公開したアプリである。

アプリはAndroid版しか存在せず、iOS版のリリース予定はないため、

iPhoneユーザーは対象外である点に注意だ。また、「秘密のスレッド」

機能にはLiteは対応していないので、暗号化アプリを別途使用する

必要がある。

 

起動時に表示されるのは、ホーム・連絡先・プロフィール」の

3つのタブのみであり、実にシンプルなものとなっている。

このような簡略化により、メッセージの効率的な送受信に特化した、

純粋な「メッセンジャー」アプリに仕上がっているのである。

  

さらに、Liteのサイズは10MB以下で、Messengerのほぼ10分の1だ。

データ使用量が格段に減っており、消費電力も抑えられている。

Webサイト解析ツール「SONAR」

Microsoftは、Webサイト解析を行うためのツール「SONAR」を

発表した。オンラインツールとしてサイトを解析できるほか、

コマンドラインツールとしてローカルで利用することもできる。

news.mynavi.jp

japan.zdnet.com

sonarwhal.com

Sonarは、Webサイトをスキャンして潜在的な問題をレポートする、

オープンソースのリントツール。このツールは、Web開発者による

サイトのセキュリティ強化やWeb標準への追随を支援するものだ。

また、SONARコマンドラインツールとしても利用可能だ。

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Webページのコンテンツ・コード・スタイルは複雑化しており、

チェック作業の負担は非常に大きくなっているが、その負担を

軽減することにSONARは役立つのである。

 

Visual Studio Code向けのプラグインやルール設定のカスタマイズ機能、

パフォーマンスやアクセシビリティ、セキュリティ、PWAの評価に

関するさらなるルールが、今後SONARには追加される予定だ。

浄水器をIoT化するHARPS Aqua

アプリックスは、浄水器をIoT化し、クラウド上で管理するための

パッケージ製品「HARPS Aqua(ハープス・アクア)」を開発した。

iotnews.jp

HARPS Aquaは、浄水器の管理に特化したオールインワンパッケージで、

装置を流量センサーに取り付けるだけで、すぐに浄水器専用のクラウド

サービスの使用を開始できる。アプリなどの開発は不要であるので、

IoTの専門家でなくても利用が可能だ。クラウド上では、フィルターの

使用状況や交換時期などを把握できる。

 

これまでにもアプリックスは、浄水器に取り付けるIoT製品として、

「ビーコン内蔵流量センサー付ジョイント」などを提供してきた。

それらで培った経験やユーザからの声を基に、柔軟性と手軽さを

重視して開発したパッケージ製品が「HARPS Aqua」だという。

SNSにおける政治広告問題

2016年のアメリカ大統領選に対するロシア政府の干渉疑惑をふまえて、

FacebookTwitterは、政治広告の出稿に対して規制を強める方針だ。

 

japan.cnet.com

ロシア政府によるアメリカ大統領選への干渉疑惑を受けて、10月26日に

Twitterは、ロシア政府系のメディアにリンクされたアカウントに対して、

Twitter場への広告掲載を許可しないことを宣言した。

 

jp.techcrunch.com

一方、Facebookは政治広告の出稿に対して、身元確認・住所の開示を

条件として課し、選挙関連の広告であることを明記させるとのことだ。

身元を明かさない政治広告の出稿者を、機械学習を用いて見つけていく

予定であることも明らかにしている。

 

また、広告には「paid by」という「誰が広告費を出しているか」を

示すためのリンクを設置し、詳細情報を確認できるようにするようだ。

遊びながらプログラミング学習

ソフトバンクの消費者参加型プラットフォーム「+Style」に、

遊びながらプログラミングを学べるロボット「Kamibot」が登場。

 

www.gamebusiness.jp

Kamibotは、対象年齢6~12歳のプログラミング学習用ロボット。

専用アプリで操作できるだけでなく、動作をプログラミング可能。

 

www.youtube.com

製品には、赤外線センサー・超音波センサー・2個のDCモーター

・1個のサーボモーターが搭載されている。バッテリーは充電式で、

120分間の充電で120分間の駆動が可能。

 

また、公式サイト(http://www.kamibot.com/jp/)にはペーパークラフト

が用意されているので、ロボットを好みのデザインに変更できる。

 

担当者の話では今年8月にリリースして以来、40か国の子供たちが

Kamibotでプログラミングを勉強しているとのこと。価格は25,920円。