アプリデベロッパー向けのDB
Googleは、アプリデベロッパーのためのプラットホームFirebase用に、
Cloud Firestoreと呼ばれる新しいデータベースサービスを立ち上げた。
これは既存のFirebase Realtime Databaseを補完するものだ。
Realtime Databaseは数十万ものデベロッパーに利用されているが、
規模が大きくなったことで、「複雑なクエリを扱いにくい」や、
「同時接続数が10万を超えるとシャーディングでデータベースを
分割しなければならない」などの問題が生じることになった。
それらを解決するために、GoogleはCloud Firestoreを立ち上げたのだ。
なお、既存のデータベースサービスを改築するのは極めて困難なので、
今回、Cloud Firestoreは新たに設計された。
Cloud Firestoreでは、ローカルなデータベースを併用しての
オフラインなアプリの作成や、データのリアルタイムなシンクなどが
可能となった。また、すべてのデータが複数のリージョンにまたがって
自動複製され、スケーリングも自動的に行われる。さらに、ユーザ確認
のためのプロキシなどを使わずに、直接データベースにアクセスできる。
これらはすべてFirebaseのプラットホームに深く統合されているので、
GoogleのサーバーレスプラットホームCloud Functionsも使える。