量子コンピュータの実用化
Googleは、Qubit数が49のチップを製造し、
2017年内に性能実証を行う計画のようだ。
gigazine.netQubit数とは、量子コンピュータの性能を表すものである。
例えば、2000ビットの公開鍵を持つRSA暗号システムを、
Shorアルゴリズムを使った量子コンピュータで1日で解読するためには、
必要なQubitの数は1億だと算出されている。
このQubitの大半は、エラーの訂正に必要な
特別な量子状態を作り出すために用いられる。
そのため、49個のQubitを持つ量子コンピュータでは、
エラー訂正機能などの余分な処理を行えない。
また、IBMは、約50個のQubitのシステムを数年後に
クラウドで実用化するという計画を発表している。