Fall Creators Update SDK
Microsoftが「Windows 10 Fall Creators Update SDK」をリリース。
これによって、10月17日にリリース予定のFall Creators Updateに
対応したアプリを開発できるようになった。
新しいSDKで導入されるツールによって、Mixed Reality向けアプリの
開発が可能になるほか、「Fluent Design System」の利用や、
Android / iOSからのWindows搭載PCへのアプリ接続も可能になる。
これまでFall Creators Update SDKの提供は「Windows Insiders Program」
に登録している開発者に対してのみだったが、今後はすべての開発者が
利用可能となる。
なお、17日のFall Creators Updateリリースと同時に、ARやVR用の
ヘッドセットも、Acer・Dell・HP・Lenovo・サムスンなどから
同日発売される。
超伝導チップのプロトタイプ
Intelが17基の量子ビットを備える「17-qubit superconducting chip」の
試作チップの製造に成功した。既にテストは進行中だ。
量子コンピューターは、従来型のコンピューターでは不可能な処理を
行える可能性があるが、超伝導量子ビットは宇宙の250倍の低温の
20ミリケルビンで動作することが要求されており、実用的なレベルで
均一かつ安定的に構築することが極めて難しい。
IntelとQuTechが共同開発した「17-qubit superconducting chip」は、
信頼性・低温環境性能・RFノイズの低減などの点で改良が加えられて
おり、従来のチップに比べて10倍から100倍の信号の入出力が可能だ。
また、それを50セント硬貨のサイズに収めることにも成功している。
Rails5技術者認定ブロンズ試験
Rails 5.0に対応した「Rails5技術者認定ブロンズ試験」が発表された。
ベータ試験は、11月12日にコワーキングスペース茅場町 Co-Edoで
実施される予定で、受験料は3240円だ。
ブロンズ試験は、Ruby on Railsの基本知識を問う試験で、これまでにも
Rails3やRails4の技術者認定ブロンズ試験が実施されていた。
実務レベルのコーディング力を問う試験として、シルバー試験も
実施されているが、現時点ではRuby on Rails 5.0には対応していない。
正式な開始は2018年春で、受験料金は1万円、学割・教員割価格は5000円。
Windows Phoneの撤退
今後、新機能は追加しないことを、Microsoftは
Windows 10 Mobileユーザに対して宣告した。
Microsoftは既にスマートフォン端末事業を実質的に終了し、
iOS / Android向けのMicrosoftアプリに注力していた。
このような事態となった理由の1つには、プラットフォームに
アプリが集まらなかったことが挙げられるようだ。
なお、現行バージョンのWindows 10 Mobileのサポートは
2019年で終了予定。
新型BlackBerryスマホ
昨年、端末の開発・製造が中国TCLに引き継がれたBlackBerryだが、
新型のスマホとして「BlackBerry Motion」がリリースされた。
GITEX Technology Weekで発表されたBlackBerry Motionは、
Androidスマートフォンとなっており、かつてBlackBerry端末の
特徴であったQWERTYキーはオミットされた。
ディスプレイサイズは5.5インチで、プロセッサは「Snapdragon 625」、
RAMは4GB、内蔵ストレージは32GB、バッテリー容量は4,000mAhだ。
なお、バッテリーの駆動可能時間は26時間程度のようである。
価格は、460ドル(約5万2000円)とリーズナブルな額に設定されている。
BlackBerry Motionは、アラブ首長国連邦やサウジアラビアなどの
中東の国に向けて発売されるとのこと。アメリカや日本での
発売時期については現時点では不明。
気球を活用した復旧支援
気球からインターネット通信を届けるプロジェクト「Project Loon」が、
プエルトリコの復旧支援に活用されることが決定した。
ハリケーン「マリア」が直撃したアメリカの自治領プエルトリコでは、
電話回線が使えない地域が大半を占め、Aguas Buenasでは20カ所ある
基地局の全てが機能しておらず、まったく通信できない状況に陥っている。
このような事態をふまえて、Team at XはLoonによるプエルトリコ支援の
可能性を示唆。2017年10月6日に連邦通信委員会(FCC)からの一時的な
通信供給ライセンスの交付が決定され。Loonが実践投入されることとなった。
Loonに与えたれたのは30機の気球をプエルトリコとバージン諸島沖を
飛行する権限で、期限は2018年4月4日まで。地元の携帯電話サービスと
協力して、通信回線の回復に努める予定。