超伝導チップのプロトタイプ
Intelが17基の量子ビットを備える「17-qubit superconducting chip」の
試作チップの製造に成功した。既にテストは進行中だ。
量子コンピューターは、従来型のコンピューターでは不可能な処理を
行える可能性があるが、超伝導量子ビットは宇宙の250倍の低温の
20ミリケルビンで動作することが要求されており、実用的なレベルで
均一かつ安定的に構築することが極めて難しい。
IntelとQuTechが共同開発した「17-qubit superconducting chip」は、
信頼性・低温環境性能・RFノイズの低減などの点で改良が加えられて
おり、従来のチップに比べて10倍から100倍の信号の入出力が可能だ。
また、それを50セント硬貨のサイズに収めることにも成功している。