GoogleのDrive File Stream
Googleが、Google Driveユーザー向けのデスクトップアプリ
「Drive File Stream」を発表した。
このアプリケーションは、既存のGoogle Driveのデスクトップ
アプリに置き換わるものだ。来年3月12日までの移行となるようである。
G SuiteのAdmin Consoleには、Drive File Streamのセッティングが
表示されているが、実際にそれらが有効になるのは9月26日からだ。
フラットデザインのデメリット
コンサルティング会社「ニールセン・ノーマン・グループ」の調査に
よって、フラットデザインには、ユーザーに余計な時間を割かせ、
決断力を弱める効果があることが判明した。
ボタンなどのナビゲーションがフラットデザインになることで、
ページ滞在時間は増えるものの、ブランドイメージには悪い影響を
与える可能性もあるとのことだ。
調査では、スキュアモーフィックデザインとフラットデザインの
サイトを比較し、ユーザの目の動きやページ上に留まる時間を
測定したようだ。
結果は、フラットデザインのサイトは、1ページあたりに割かれる
平均時間が22%も長かったとのこと。また、ユーザが視線を固定する
までの時間は平均すると25%も長くなった。
このことが意味することは、ユーザがフラットデザインのページを
直感的に理解できていないということだ。下の画像をみてみると、
フラットデザインのサイトの場合では、スキュアモーフィックデザインの
サイトよりも視線が集中していることがわかる。
AngularDart 4リリース
9月5日に「AngularDart 4」をリリースした。
AngularDart 4では、実行時のパフォーマンス向上だけでなく、
型ベースの最適化も行われている。この変更によって、ほとんどの
アプリケーションにおいて、コンパイル後のサイズを削減可能だ。
また、従来のAngularDartは単一のパッケージで提供されていたが、
AngularDart 4では、angular/angular_forms/angular_router/angular_test
の4つのパッケージに分割された。
今後は1つのリポジトリでコードが管理されるものの、各パッケージを
個別に利用・バージョン管理・リリースすることも可能。
また、パッケージ間の境を明確にすることで、ライブラリ間の
相互依存性がシンプルになり、より効率的なJavaScriptを生成できる。
このほか、Functionalディレクティブとメタデータの継承が追加。
また、angular_componentsが更新されているとのこと。
コンパクトなMIDIキーボード
iPhone/iPad/Mac/Windowsに対応した、DTM用の
MIDIキーボード「iRig Keys I/O」が10月に発売する。
25鍵のiRig Keys I/O25と、49鍵のiRig Keys I/O49の2モデルが用意され、
どちらも24bit/96kHzのUSBオーディオインターフェースとして使用可能。
2バンクの切り替えが可能な4つのタッチ・センシティヴ・ノブや、
8つのヴェロシティ対応マルチカラー・パッドも備えている。
また、ボリュームやスライダーの操作はタッチセンサーで行う。
ファンタム電源対応のモノラル・コンボ入力端子のほか、
足踏みペダル用のジャックなども用意されているので、
普通のUSB-MIDI鍵盤よりも機能が充実しているといえる。
これがあれば、ヘッドフォン出力端子のないiPhone 7でも、
キーボード/オーディオ入力/オーディオ出力を利用可能だ。
AI開発ガイドラインの公表
総務省は、AI開発者が留意すべき原則「AI開発ガイドライン案」を
2017年7月28日に公表した。これは、「日本発の叩き台」として
今秋にもOECDなどに提出される予定のようだ。
国外での動きとしては、2017年2月の「アシロマ宣言」のほか、
Partnership on AIとIEEEが開発ガイドラインや倫理規定を議論している。
また、政府機関でも、欧州議会がAIも対象に含んだ「ロボットロー」の
制定を勧告している。
主催の「AIネットワーク社会推進会議」がまとめたもので、
下記の9つの原則で構成されている。
対象範囲を「ネットワークに接続可能なAIシステム」と定義した点が、
このガイドライン案の特徴だ。「AIは連携させて便益を大きくすべきだが、
連携により人の意図しない悪影響も生じ得る」との立場であるようだ。
このような政府によるAIの倫理規定には、「AIの開発を阻害する」との
批判や懸念も根強いが、今回のガイドライン案は懸念を払拭するため、
各原則は拘束力がない「ソフトロー」だと明記している。