Adobe Flashが2020に廃止
Adobeが、Adobe Flashを2020年をもって廃止する意向を表明した。
Adobe Flashは、ストリーミング再生フォーマットとして幅広く利用され、
かつてYouTubeの動画再生フォーマットとして採用されたこともあったが、
近年はHTML5・WebGL・WebAssemblyなどのオープン標準技術が
伸びてきたため、衰退の道を歩んでいた。
Flash Playerについては、アップデートおよび配布が2020年末で中止となり、
新オープンフォーマットへの移行勧告が行われる方針のようだ。
サポートは2020年まで継続して行われ、主要OSやウェブブラウザ向けに
定期的なセキュリティパッチ提供や必要な機能の追加が行われるとのこと。
野球ファン向けのデバイス
シャープは、funbandの新たなラインアップとして、
福岡ソフトバンクホークスモデルの「SA-BY003」を発売する。
広島東洋カープモデルの「SA-BY001」は今年6月に
既に発売しているため、これは2球団目のモデルとなる。
1枚目の画像はカープモデル、2枚目が今回発表されたホークスモデルだ。
希望小売価格は1万円+税別で、公式通販ショップ「ダグアウト」で
7月28日から、29日から「ダグアウト」ヤフオクドーム店と
福岡市内の一部電器販売店で、販売を開始する。
専用のサービス利用料として月額120円がかかるが、初回1年分は無料。
SA-BY003では、試合状況など最新のホークス情報を随時表示できる。
また、funbandを装着したホークスファンの腕の動きを、
モーションセンサによって応援アクションとして感知し、
バイブレーターの振動やLEDの発光などで応援を盛り上げる機能を
搭載している。応援アクションは「応援ポイント」として蓄積され、
funbandユーザーによる選手の人気投票に使うこともできる。
Top Programming Languages
.NET Core 2の高速化
Microsoftは「PGO (Profile-Guided Optimization )」について伝えた。
この技術は、C++コンパイラで最適化されたコードを生成するために
使われているネイティブコンパイラ技術であり、.NET Core 2.0でも
採用されている。
ちなみに、PGOは、使用頻度の高い関数のバイナリサイズの
増加を許し、使用頻度の低い関数は小さくするというものだ。
また、使用頻度が多いコードから離れたメモリの位置に
使用頻度の少ないコードを配置することで、CPUのキャッシュを
有効的に使い、全体のパフォーマンスを向上させている。
Microsoftは、「すべてのユーザは特定の処理をすることなく、
恩恵を受けている」とPGOについて説明している。
ただし、適用されているのは現状Windowsに対してのみであり、
Linuxではまだ効果的に機能していない部分があるとのことで、
改善の余地は残されている。
また、JIT技術についてはRyuJITに統一し、高速化を実現したとのこと。
RyuJITは起動に時間がかかるという問題点を抱えているが、
この点をPGO技術との併用で改善したとしている。
Movidius Neural Compute Stick
Intelが発表したMovidius Neural Compute Stickは、
USB接続タイプのディープニューラル用端末だ。
ニューラルネットワーク処理にクラウドを利用することなく、
ローカル環境でディープラーニング用のアプリケーションを、
この端末を利用すると開発できる。1Wの電力消費で
100GFLOPSでのディープニューラルネットワーク処理が可能だ。
Movidius Neural Compute Stickの価格は79ドル(約8900円)で、
ハワイ開催のCVPR2017の会場で先行販売されている。
Amazonアプリを実店舗で
Amazonは、モバイルアプリを実店舗やレストランでの支払いに
使える新機能「Amazon Pay Places」の提供を開始した。
現時点で利用できるのは、レストランチェーンT.G.I.Fridaysのうち、
・リッチモンド・ウィルクスバリにある店舗のテイクアウトのみだ。
今後、利用できる場所が増えていく可能性は考えられる。
デジタル決済へ移行の推進に取り組んでいる企業は、Amazon以外にも、
Appleやサムスンなどがあり、オンラインと実店舗の両方での買い物に
使えるデジタル決済サービスに参入している。
Amazonは、この新サービスについて、店舗やレストランごとに異なる
複数の専用アプリをダウンロードするよりも利便性が高いとうたっている。
WebStorm 2017.2の公開
JetBrainsは「WebStorm 2017.2」の公開を発表した。
この新バージョンではwebpackやESLintなどのサポート改善、
MochaおよびKarmaのテスト機能向上、新しいリファクタリング機能
およびコードスタイルオプションの導入が行われている。
WebStormは、チェコ共和国のプラハに本社を置くJetBrainsが
開発したIDEで、IntelliJ PlatformをベースにWeb開発に
機能を絞ったものである。
主な対応言語はJavaScript, TypeScript,HTML, CSSで、
Node.jsやVue.jsもサポートしている。
そのほか、Angular, React, Meteor などのフレームワークにも対応。
新バージョンでは、エイリアスや複数のモジュールを使うなどの
複雑なwebpack設定を行っている場合でも、適切なパスを処理し、
最適なシンボルを提案するようになった。
また、リファクタリング機能も強化されており、クラスやグローバル関数、
モジュール内変数を別の場所に移動させても、関連するすべてのコードを
適切にアップデートしてくれるようになった。
WebStormは有料のIDEではあるものの、
試用期間30日間のフリートライアル版が現在公開されているので、
試しに新機能に確認してみるのもいいかもしれない。