Kilroy Was Here

不定期更新の技術ブログ

VS Codeの拡張機能Arduino

MicrosoftArduino向けのVisual Studio Codeの

拡張機能オープンソース化し、GitHub上で公開している。

(https://github.com/Microsoft/vscode-arduino)

news.mynavi.jp拡張機能ArduinoArduino IDEと完全な互換性を持っており、

IntelliSenseや自動コード補完などの機能を追加している。

 

主な機能は以下のとおり。

Arduinoスケッチ(コード記述)のIntelliSenseと構文ハイライトサポート
Visual Studio Code上でスケッチの確認とアップロード
・組み込みのボードおよびライブラリマネージャー
・組み込みのサンプルリスト
・内蔵シリアルモニター
・スケッチのスニペット
・自動Arduinoプロジェクト
・使用頻度の高いコマンドのコマンドパレット統合
・新Arduinoデバッグの統合

 

Visual Studio Code Marketplace(https://aka.ms/arduino)や

Visual Studio Code上からインストール可能。

利用者からバグの報告や機能リクエストなどを求めている。

共同プレス・ステートメント

日本とEU間での個人データ移転の枠組み構築について、

個人情報保護委員会は、「2018年の早い時期」を目標として掲げる

共同プレス・ステートメントを公表した。

itpro.nikkeibp.co.jp

この枠組み構築の目的は、EUの「一般データ保護規則」への対応である。

保護規則は、EU域内市民の氏名・住所・信用情報・写真などの域外への

持ち出しを、十分制認定を受けた国を除いて原則禁じるというものだ。

 

現時点では日本はEUから十分性認定を受けていないので、

日本企業がEU域内の個人データを域外に移転する場合、

法的手続きが必要となり、違反すると制裁金を払わされることになる。

 

他国の対応はどうかというと、米国はプライバシーシールドという

協定に合意し、個人情報保護の取り組み強化を条件に、

情報の持ち出しを容認させているようだ。

物理的なハッキング阻止

物理的にハッキングを阻止する機能を備えたPCとして、

ORWLが発表された。

japan.cnet.comこのPCは、外部からの攻撃を阻止できる複数のセキュリティレイヤを

備えており、付属のキーホルダーを使わなければ起動できない。

 

また、キーホルダーが電波の届かない範囲にある場合は、

プロセッサがスリープモードに入り、USBポートとHDMIポートが

遮断されるようになっているとのこと。

 

それでも突破されるようなことがあれば、不正操作防止機構によって

暗号鍵が消去され、ユーザーデータにアクセスできなくなるようだ。

Markdown形式のスライド作成

slideshipというサービス(slideship.com)を利用すると、

無料でMarkdown形式のスライドが作成できる。

gigazine.netユーザーはフォントのスタイル・サイズ・余白などを気にせず、

スライドの内容に集中して作成することができるとのこと。

 

下の画像のように、プログラムのコードや数式なども

きれいに掲載できるので、なかなか有用なサービスだと思う。

f:id:samsoda:20170703202358p:plain

f:id:samsoda:20170703202411p:plain

 

Webアプリケーションであるので、マルチデバイス対応もしている。

また、別のスライドへのリンク機能やPDFでダウンロードする機能も

用意されている。

 

マークダウン記法のルールについては、以下で詳細に紹介されている。

Markdown記法 · 日本語Markdownユーザー会

1分で作る強力なパスワード

ESETが「1分間で強いパスワードを作る」方法を動画で紹介している。

www.welivesecurity.com

動画では、映画の主人公の名前を書き換えて、強いパスワードに

変える方法を取り上げている。作成手順は以下の通り。

 

①rocky - 映画からキャラクター名などを持ってくる

②RocKy - 一部の文字を大文字へ変更する

③R0cKy - 一部の文字を数字へ変更する

④R0cKy! - 特殊文字を追加する

⑤R0cKy!B4lB0@ - フルネームに対して同じ処理をする

 

また、映画「ロッキー」の名シーンに、映画の公開された西暦を

追加した「Rocky Balboa Vs Apollo Creed 1976」というフレーズを、

パスワードに変換すると、以下のようになる。

 

RocKyB4lbo4VsApolloCr33d1976!

社員エンゲージメント分析

エンゲージメント分析ツールBetterEngageのβ版が公開された。

 

このツールは、Slackなどから得たデータを解析し、

社員のエンゲージメントを可視化するサービスだ。

jp.techcrunch.com

BetterEngageを利用するには、エクスポート可能なCSV形式の

従業員データを同サービスに取り込んだ後、Slackのメッセージ履歴を

エクスポートすることで、従業員のエンゲージメントを自動で解析できる。

Slack側で設定すれば、エクスポートの完全自動化も可能だ。

 

BetterEngageがプライベートチャットの内容を解析することはなく、

メッセージ履歴を人事担当者などが閲覧することもできない。

 

現在、BetterEngageが解析できるのはSlackから得たデータだけだが、

将来的には勤怠・パフォーマンス・同僚からの評価・従業員の経歴などの

データなども加味して解析できるようになるようだ。

勤怠データに関しては、2017年10月の正式リリースまでに実装する予定。

 

ターゲットは、「従業員が100人程度で、専任の人事担当者をもつ企業」だ。

正式リリース後の料金はまだ未定だが、従業員1人あたり500〜800円程度の

月額課金を想定している。

ディレクトリ検索の提供終了

Yahoo!カテゴリが2018年3月29日をもってサービスを終了する。

jp.techcrunch.com

Yahoo!カテゴリで行われているディレクトリ型検索は、

現在主流となっているロボット型検索とは違って、

サーファーと呼ばれるスタッフがウェブサイトの情報を収集し、

該当するカテゴリに分類して登録するという仕組みになっていた。

 

今でもディレクトリ検索を使っている人が存在するのかは疑問だが、

1つの歴史が終わったという感はある。