国内35%がランサムウェア被害
JPCERT/CCは、国内でのランサムウェア被害を調査した初の報告書を発表した。
調査には184の組織が回答しているが、ランサムウェア被害を経験したのは全回答の35%に当たる64組織だった。被害を与えたランサムウェアの上位3種類は「Locky」(52%)、「TeslaCrypt」(20%)、「WannaCry」(17%)だった。攻撃者から要求された金額は、「不明」が72%、「10万円未満」が16%、「10万円以上~50万円未満」が8%だった。攻撃者への金銭の支払いには97%が「ない」と答えた。
また、全回答の87%の組織が、セキュリティの啓発や訓練にランサムウェアの内容を取り入れていると回答した。予防措置では「オンプレミスでの定期的なバックアップ」(73%)、「ウイルス対策ソフトの導入」(97%)、「ファイアウォールの導入」(92%)、「定期的なソフトウェア更新」(87%)などが挙げられた。
GoogleDocsに文法チェックAI
Google Docsに、AIによるグラマーチェック機能「Grammar Suggestions」が搭載された。
www.gizmodo.jpこの機能は、混同しやすい単語・センテンスの間違い・コンマの使い方などのミスを発見して、修正してくれる。なお、ビズネスユーザー向きにリリースされているので、利用には会社の管理者の設定が必要だ。
今後、文章を自動で構築してくれる「Smart Compose」機能をビジネスユーザー向けに提供することも発表されている。
VTuberキャラクター作成ツール
ドワンゴは、S-courtと共同開発した、バーチャルキャスト向けの3Dキャラクター作成ツール「カスタムキャスト」の提供を発表した。
www.itmedia.co.jpカスタムキャストは、キャラクターの作成とライブ配信を行えるアプリだ。Android版の公開は8月下旬で、iOS版は準備中である。なお、一部機能を除いて、無料で利用可能であるようだ。
このアプリでは、髪・顔・体・衣装・アクセサリーなどの設定項目を選択することによって、容易に好みのキャラを作れる。また、「フェイストラッキング」機能を使えば、キャラの表情付けも可能だ。さらに、リアルタイムに撮影している現実世界をVR空間の背景に反映させる機能も搭載されている。
Steamが新チャット機能を導入
Valveは、Steamに新チャット機能を正式導入したことを発表した。
www.gamebusiness.jpこの機能は、ブラウザから参加可能なテキストチャット及びボイスチャットシステムであり、ベータ版クライアントでは既にテストが行われていた。
新システムは「Discord」に大きく似たシステムである。Webmなどの動画ファイルの表示などにも対応しており、通常のグループチャットも保存が可能となった。ボイスチャットについても完全刷新しており、音質も非常に改善した。また、P2Pを廃止したことによってセキュリティ面の改善も行われた。フレンドタブの表記も大幅に刷新されている。
VS CodeにPython向けAIアシスト
Visual Studioエンジニアリングチームは、Visual Studio CodeのIntelliCodeにPython向けAIアシスト機能を追加した。
news.mynavi.jpMicrosoftは、Visual Studio CodeまたはVisual StudioにおけるPythonのサポートの強化を続けており、重要なサポート対象プログラミング言語として位置付けているものと思われる。今回、2000を超えるPython関連プロジェクトのリポジトリを学習対象として利用し、補完機能の強化を行っている。