Kilroy Was Here

不定期更新の技術ブログ

ANUBIS新作に「YEBIS3」が採用

シリコンスタジオは、高度な光学的表現が可能なポストエフェクト

ミドルウェア「YEBIS 3」が、コナミデジタルエンタテインメント

新作「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS」に採用されている

ことを発表した。

www.gamebusiness.jpANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS」は、2012年リリースの

シリーズ第2作「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS HD EDITION」を

ベースに、PlayStation4およびSteam用のソフトとしてリマスターした

もの。リマスターにあたり、4K化・HDR・ポストエフェクト・VR対応

といった、最新のグラフィックス技術が新たに追加導入されている。

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また、「YEBIS」は、グレア・被写界深度・モーションブラー・レンズ

エフェクト・フィルム/感光効果・カラーコレクション・アンチエイリアス

などを、3D/2Dのグラフィックスに対して適用できるポストエフェクト

ミドルウェアだ。最新版「YEBIS 3」では、絞り開閉・レンズの収差・補正

シミュレーションにより、写真のリアルなボケを再現することが可能。

MicrosoftのWebサーバシェア激減

Netcraftが2017年11月のWebサーバシェアを発表した。Microsoft

シェアが急落し、そのほかのWebサーバがシェアを増やすという

変化がみてとれる。しかし、依然としてMicrosoftはシェア第1位だ。

news.mynavi.jpNginxは増加傾向を続けており、今月もシェアを増やしている。全体の

シェアでも増加しているほか、ビジーサイトトップ100万においても

コンピュータベースのシェアにおいても値を増やしている。Nginxの

シェアは今後も増加が続くものとみられる。特にビジーサイトでの移行

が増えており、Apacheからの移行も多い。

 

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OS「Fuchsia」がSwiftをサポート

GoogleのOS「Fuchsia」は、Swiftのサポートを追加しようとしている

ことが明らかになった(https://github.com/apple/swift/pull/12955)。

japan.zdnet.comSwiftは、AppleiOS / macOS / tvOS / watchOS向けアプリの開発用

に作ったオープンソースプログラミング言語で、ソースコード

GitHubの「apple/swift」ディレクトリで公開されている。macOS

iOSのほかにLinux向けの開発にも利用できるが、それにFuchsiaという

選択肢が1つ増えることになりそうだ。

 

なお、GoogleがFuchsiaで何を計画しているのかは明らかになっていない。

一部では、「Androidを置き換えるものである」や「Chrome OSAndroid

との統合に利用する」などと憶測されている。

 

Android Policeによると、Fuchsiaは、C/C++のほか、DartとGoで

開発されたアプリも既にサポートしている。

Echo ShowとYouTubeアプリ

Echo ShowのYouTubeアプリは、YouTubeの規約に違反している

として取り下げられていたが、復帰が決まったようである。

www.gizmodo.jp

jp.techcrunch.com復活したEcho ShowのYouTubeアプリは、チャンネル登録・おすすめ

・自動再生などの機能が実装され、デスクトップ版やモバイル版に

かなり近づいた形となった。おそらく、GoogleYouTubeが定めている

要求を受け入れたためだと思われる。 

www.youtube.com

なお、インターフェイスやボイスコントロール機能に関しては、

改善の余地があるとのこと。当初のEcho Show用YouTubeアプリでは、

音声コマンドを重視する方針であったが、それは改悪されてしまった。

 

Echo Showは、YouTubeだけでなく、VimeoやDailymotionにも対応。

さらなる動画配信サービスの追加も予定されているようだ。

スマイルゼミのプログラミング

ジャストシステムは、「スマイルゼミ」で新学習指導要領に対応した

プログラミング講座を提供すると発表した。

itpro.nikkeibp.co.jp

2020年度からの新学習指導要領では、「プログラミング教育の必修化」

と「英語教育の充実」が主な変更点になっており、移行措置期間として

2018年4月から新学習指導要領を一部取り入れた授業が始まるという。

 

これに対して、ジャストシステムは「スマイルゼミ 小学生コース」を

リニューアルし、来年3月にプログラミング講座を追加費用なしで全会員

に提供する。

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また、学校向け学習支援ソフトの「ジャストスマイル」は、タブレット

活用統合ソフト「ジャストスマイル クラス」と統合し、来年6月に

「ジャストスマイル8」として、新学習指導要領の英語とプログラミング

教育に対応する。

25%のサイトがHTTPSを採用

Q-Successは、デフォルトのプロトコルとしてHTTPSを採用

しているWebサイトの割合が25%を突破したと発表した。

news.mynavi.jpQ-Successは過去3カ月間のデータを公開しており、今年8月には

20%ほどだった割合が、この3カ月半ほどで25%へ増加したことが

示されている。3カ月半で5%増加というのは、かなり大きな変化と

言える。

 

HTTPSへの移行は、当初の期待どおりのスピードでは進まなかったが、

無償で証明書を発行できる認証局が登場した辺りから、大きく状況は

変わってきたとのことだ。

還暦を迎えたFORTRANの今後

FORTRANは1957年に登場したプログラミング言語であるので、

今年で60周年を迎えたことになる。そのFORTRANに対して、

Opensource.comはコメントを残している。

news.mynavi.jpOpensource.comは、「Fortran turns 60|Opensource.com」において、

Fortranは登場から60年という長い月日が経過したにもかかわらず、

現在も使い続けられ、今後も使い続けられる」とコメントしている。

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指標上はFortranへの関心は減少トレンドにあるものの、天気予報など

様々な分野の科学技術計算で現在でも使われている。大量の科学技術

計算向けのライブラリが存在しているため、既存のシステムを他の言語

に変換するのは大変な労力になることが、使われ続ける大きな要因だと

考えられる。