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15W出力対応のワイヤレス充電器

Powermat Technologiesが2018年1月に予定している充電技術の

アップグレード計画では、15W出力をサポートし、厚さ約3.8cm

の固体表面を挟んだ充電が可能とするとのこと。

 

Powermatのワイヤレス充電器、15W出力に対応へ - Computerworldニュース:Computerworld

 

Powermatの充電器を5Wから15Wに高出力化することに成功すれば、

モバイルデバイスのワイヤレス充電を、従来のケーブル式の充電と

同様の速度で行えるようになる。このアップグレードについては、

2018年1月の「CES」で正式発表となる予定だ。

 

さらに、デスクなどの天板の下に取り付けるタイプの充電器も

同社は投入する計画だ。これを用いると、モバイルデバイス

デスクの上に置くだけで充電できるようになる。

 

次のアップグレードで特に重要な点は、iPhone 8/XなどのQi対応

バイスの充電をネイティブにサポートすることだ。Qiとの互換性

を実現した前回のソフトウエアアップグレードでは、出力は5Wに

留まっていたが、今度のソフトウエアアップグレードでは、7.5W

での充電をサポートする。

 

なお、Powermatのワイヤレス充電技術は電磁誘導方式で、企業の

製品や店舗などの充電スポットで広く導入されている。この方式の

他には磁気共鳴方式があるが、そちらの方が充電器とデバイス間の

距離を長くできる。Powermatの技術は電磁誘導方式ではあるものの、

最新の充電器では、大型の給電用コイルと増幅器を用いることで、

最大で約3.8cmの距離での給電を可能にしている。