気球を活用した復旧支援
気球からインターネット通信を届けるプロジェクト「Project Loon」が、
プエルトリコの復旧支援に活用されることが決定した。
ハリケーン「マリア」が直撃したアメリカの自治領プエルトリコでは、
電話回線が使えない地域が大半を占め、Aguas Buenasでは20カ所ある
基地局の全てが機能しておらず、まったく通信できない状況に陥っている。
このような事態をふまえて、Team at XはLoonによるプエルトリコ支援の
可能性を示唆。2017年10月6日に連邦通信委員会(FCC)からの一時的な
通信供給ライセンスの交付が決定され。Loonが実践投入されることとなった。
Loonに与えたれたのは30機の気球をプエルトリコとバージン諸島沖を
飛行する権限で、期限は2018年4月4日まで。地元の携帯電話サービスと
協力して、通信回線の回復に努める予定。