IoTの活用とスマートビルディング
日建設計とソフトバンクは、IoTを活用したスマートビルディングの
設計開発などを行うことを目的に、業務提携すると発表。ビル清掃
や警備、設備管理等を効率化・自動化するソリューションを開発し、
共同で実証実験を行う。
「IoTでビル運用費40%減目指す」―― 日建設計とソフトバンクが業務提携 | ビジネスネットワーク.jp
今回の提携では、IoT・ロボット・AI技術を活用し、次の2つを目指す。
1.知的生産性を飛躍的に向上させる、付加価値の高い空間を作る
ビル内に設置したIoTセンサーから得られるデータを用いて、空調
や照明を調整することによって、より快適に働ける空間を実現可能。
また、オフィス内の人の位置情報データを分析してワークスペース
の最適化を行うことも可能だという。
2.設備管理コストや環境負荷の低減
ビルの運用管理に関わるコストは、建築時のイニシャルコストの約5倍
にもなるといわれているが、IoTにより削減可能。なお、ソフトバンクは、
清掃・警備・設備管理の3領域でソリューションを提供するとのことだ。
以上のIoTソリューションによって、ビル運用管理コストの40%削減を
達成することが目標だという。さらに、活用するのはビル内の設備から
収集するデータだけに留まらず、ソフトバンクが持つ人口流動データ
も使って、ビル周辺の街区の設計にも活用できるプラットフォームの
実現を目指すと展望した。