Kilroy Was Here

不定期更新の技術ブログ

オープンソースRISC CPUコア

Hot Chips 29において、「RISC-Vチップ」(リスク ファイブ)を

SiFiveは発表した。オープンソースである点は業界初。

news.mynavi.jp

RISC-Vはローヤリティフリーな命令セットであるため、

ARMやMIPSに比べると、安い初期コストで利用できる。

f:id:samsoda:20171013194537j:plain

なお、RISC-Vのアーキテクチャを管理しているRISC-V Foundationには、

65以上の団体が加盟しており、NVIDIA・HPE・MicrosoftIBMGoogle

Qualcommなどの大手メーカーも参加している。

 

チップ開発には大きなコストがかかるが、このようなオープンソース化の

取り組みによって、イノベーションがより盛んになり、再利用が促進され、

より多くの開発者を引き付けられるようになると、SiFiveは考えている。

また、オープンソース化により、付加価値を考えることだけに開発者が

集中することができると期待されている。