スキル習得講座認定制度
経済産業省は、AIやIoTなどのスキル習得講座を対象にした
「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」の申請受付を開始した。
この制度は、教育事業者などから社会人向けスキル習得講座を募集し、
要件を満たすものを経産大臣が認定するというものである。厚労省との
連携によって、受講費用を一部補助する仕組みも設けられる予定だ。
高度で実践的なIT関連スキルを持つ技術者の育成を目的としており、
AI・IoT・クラウド・セキュリティなどの分野が対象だ。
認定されるためには、「実践的なカリキュラムである」ことや、
「社会人が受講しやすい仕組みである」ことなどの要件を満たす
必要がある。
厚労省による受講費用の補助も計画されており、厚労省が定める要件を
満たすと「教育訓練給付制度(専門実践教育訓練)」の対象となる予定。
この教育訓練給付制度は、自腹でスキルアップを目指す人に対して、
費用の一部を補助する雇用保険の給付制度である。一定の条件を満たすと、
最大で受講費用の7割まで給付を受けられる。
申請は2017年10月28日までの受付で、2018年4月以降に開講される予定。