DNA鎖上のウィルスプログラム
ワシントン大学の研究チームが、DNA鎖上にコード化された
ウィルスプログラムを、コンピューターに感染させることに成功した。
この研究チームは、DNA鎖の塩基をバイナリデータに変換している。
塩基はA・T・G・Cの4種類が存在することから、それぞれを2つの
ビットで表現することは理に適っている。ちなみに、コード上では、
A = 00, C = 01, G = 10, T = 11と表現されているようだ。
DNA内のコードは、ACGT群から00011011群に変換されるとすぐに、
プログラムとして機能し、システム内でコマンドを実行するとのこと
である。これは攻撃コードとして利用することも可能のようだ。
実際に攻撃に利用するには技術的な問題が存在するものの、
改竄された血液サンプルなどの生物学的試料から攻撃コードを
直接配布することは、理論上可能とのこと。