LTEのセキュリティホール発見
米パデュー大学とアイオワ大学の研究者は、LTE回線の新たな脆弱性を発見したことを明らかにした。
japanese.engadget.com今回発表された論文によると、LTEネットワークの3つの主要プロトコルに弱点が存在するとのことである。LTEでの認証の脆弱性を突く攻撃は既に確認されていたが、今回報告されたものは、メッセージの傍受・位置の追跡・ネットワークの切断が可能な点が新しい。
この脆弱性を利用すれば、他人の端末になりすました中継攻撃も可能であり、犯罪行為への踏み台にされる事態も考えられるとのことだ。さらに、デバイスの位置を偽装することも可能であるので、犯罪者が虚偽のアリバイを作ることもできる。
また、ツールは、誰でも入手できる機材やソフトを用いて、1300ドル〜3900ドル程度で作成できてしまう。