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公的部門のCIOが重視する技術

公的部門の最高情報責任者は、クラウドコンピューティング・サイバーセキュリティ・データアナリティクスを特に重視しているようである。

japan.zdnet.comCIOを対象としてGartnerが実施した調査によれば、公的部門のCIOにとって最も優先順位の高い取り組みはデジタル変革であり、それにセキュリティとガバナンスが続くという。デジタル変革の優先順位は民間部門よりも公的部門の方が若干高いが、これは民間部門が成長や市場シェアを重視しているためかもしれない。

 

「組織の目標達成にどのテクノロジー投資が重要か」という質問に対しては、最上位にクラウドが挙げられており、2位はBI・アナリティクスであった。なお、インフラ・データセンターが3位にランクインしているが、2位との間にはかなり差がある。

 

クラウドサービス・ソリューションとインフラ・データセンターは、どちらも公的部門のCIOのうち30%以上が重視しており、トップ10に入っている。しかし、ほかの業界でこれらを重視しているCIOは12%にすぎない。一方、デジタル化・デジタルマーケティングを重視している民間部門のCIOは16%であるが、これは公的部門の2倍以上の数字だ。

 

IoTは、全業界でトップ10に入っているが、公的部門では優先順位が低い。セキュリティとリスクが重要だと考えている公的部門のCIOは5%にすぎないが、サイバーセキュリティ・情報セキュリティへの支出を増やす予定のCIOは17%いる。