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不定期更新の技術ブログ

中古販売可能なDL版ゲーム

これまでゲームの中古市場はパッケージ中心で、ダウンロード版ゲームの中古市場は確立されていなかった。だが、「Robot Cache」の登場によって、ユーザがダウンロード版の中古販売を行えるようになるという。なお、「Robot Cache」では中古売買が行われた場合にも開発者に利益をもたらすような仕組みとなっている。

gigazine.netRobot Cacheは、ブライアン・ファーゴ氏が制作したゲーム配信プラットフォームだ。ブロックチェーン技術によって、サービスを分散化し、運用経費の削減や開発経費の抑制を実現しているという。

 

Steamの場合は収益の30%がプラットフォーム利用手数料として差し引かれるが、Robot Cacheの場合は手数料を5%にまで抑えられるということなので、開発者は利益の95%を得ることができる。

 

ユーザにとってのメリットは、ダウンロードしたゲームを中古販売できる点だ。ゲームを中古で販売したとき、その利益の5%はプラットフォーム使用手数料、利益の70%は開発者、残る25%がユーザの手元に分配。このとき、ユーザが受け取るのはRobot Cache内の通貨である「IRON」だ。IRONはRobot Cache内でゲームの購入に使えるほか、Robot Cacheで「発掘」することも可能だとのこと。