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ESAが世界保健機関に非難声明

世界保健機関(WHO)が「ゲーム依存症」を精神疾患と認めたことに対して、The Entertainment Software Association(ESA)は非難声明を発表した。

www.gamebusiness.jpWHOは「International Compendium of Diseases」の草稿で、ゲーム依存症を精神疾患の一種として分類すると記載した。草稿では、ゲーム依存症患者の行動パターンは「個人、家庭、社会、教育的、職業的、またはその他の重要な機能の範囲」に重大な障害をもたらすほどであるとされ、「嗜癖行動症群」に加えている。これは、ギャンブル依存症などと同等の扱いであることを意味する。

これに対して、ESAは異論を唱えた。また、「ビデオゲームが中毒的でないと分かっていながら、レッテルを貼り付けている」とも主張しており、「社交不安障害やうつ病などの精神疾患を無闇に矮小化するものである」と批判している。ESAは今回の提案を取り下げるようWHOに強く勧めている。