Operaにマイニング保護機能搭載
今年9月に、人気トレントサイト「The Pirate Bay」が、閲覧者のCPU
パワーで仮想通貨をマイニングする仕組みを導入し、話題となった。
gigazine.netその後、ブラウザを閉じても仮想通貨をマイニングし続ける手法など
が見つかり、問題視されていた。ユーザーの許可なくPCのリソースを
借り受けてマイニングを行うサイトは複数存在し、このようなサイト
を訪問すると、端末のCPU使用率は100%となり、バッテリーが通常時
よりも早く減っていく。
このような状況を受けて、最新版のOpera ではビットコインマイニング
保護機能が搭載されることが発表された。搭載予定の機能は「NoCoin」
という名前で、仮想通貨マイニングスクリプトを排除するように設定した
とのこと。NoCoinは、Operaの広告ブロック機能を有効にするだけで、
自動でマイニングスクリプトを排除してくれる。
仮想通貨マイニングスクリプトが埋め込まれたウェブサイトに、NoCoinが
有効の状態と無効の状態とで訪問した場合のCPU使用率の違いを示している
のが、下記のグラフだ。NoCoinを無効にしていると、サイトにアクセスした
瞬間から一気にCPU使用率が100%に跳ね上がっていることがわかるが、
NoCoinを有効化すると、CPU使用率はほぼゼロの状態に収まっている。