製品に採用すべきでないドメイン
世界各国には、.jp / .us / .ukなどの「国別コードトップレベルドメイン」
が割り当てられており、国によってはドメインを販売している場合も
ある。「.io」は入出力を示す「IO(Input/Output)」をイメージさせると
して人気がある一方、製品には使用しない方がいいという意見もある。
gigazine.netStreamはこれまで.ioドメインを使ってきたが、今年9月20日にシステム
モニタとヘルスチェックで断続的な障害が発生し、サービスが実質的に
使えなくなる事態に陥ったとのこと。
エンジニアの調査によれば、6つの.ioネームサーバのうち、2つのサーバ
でレコード解決に失敗し、偽陰性のNXDOMAINエラーが返されていたこと
が判明。なお、同様の偽陰性NXDOMAINエラーは2016年にも発生していた。
今回の事件を受けて、SteamはコアAPIでの.ioドメイン利用を中止した。
そのほかにも、サーバ管理・監視ツール「Mackerel」でも、.ioドメインが
原因で誤報が出る事態になっていたとのこと。そのため、.com / .net / .org
のようなgTLDを使うのが、最も簡単な方法だと結論づけられている。