ビッグデータを商品開発に活用
Tポイント・ジャパンは、Tカードのデータベースから、
三陸のカキを使った新商品を開発した。この新商品は
「Tカードみんなのソーシャルプロジェクト」の第1弾だ。
「Tカードみんなのソーシャルプロジェクト」は、地域が抱える
社会課題の解決や地域共生につながるような取り組みを目的に発足し、
2016年11月にスタートした。6000万人超のT会員、175社の企業、
約40億件の購買データを活用できることがポイントだ。
第1弾プロジェクトとして発売されるのは、三陸のカキを食材とした、
「カレーとガーリック味の大きなカキフライ」、「パセリとチーズ味の
大きなカキフライ」、「カキとバジルのオイル漬け」の3商品である。
開発にあたって、Tポイント・ジャパンは食に対する志向性を
自社のデータベースを用いて分析し、6000万人超のT会員から
「魚介好きで食にこだわる」会員を選抜。約55万人にメールを送付し、
プロジェクト応募者565人を集めた。最終的には、20~60代の男女9人が
選抜された。なお、開発協力者だけでなく、リサーチや試食会などへの
参加者も、Tカードのデータベースから抽出した。