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不定期更新の技術ブログ

継続のためのプログラミング教育

どのような出会い方であればプログラミングに対する

子供の興味・関心を高められるか、岡山大学が調査した結果、

友達と一緒に複数人で学習することが有効であるとわかった。

news.mynavi.jp

今回の調査は、62名のプログラミング未経験の小学生を対象に、

講義型(ワークショップを受ける)、協同型(友達とテキストを見ながら)、

個別型(1人でテキストを見ながら)の3タイプに分けられて行われた。

課題はシューティングゲームの制作で、学習時間は約80分間だった。

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各タイプの効果を比較した結果、成功期待に関しては3タイプともに

効果が認められたものの、課題価値に関しては講義型および共同型の

2タイプのみ効果が認められたという。つまり、どの方法を選択しても

子供は「自分でもできる」と感じるが、プログラミングを学ぶことの

価値は複数人での学習でなければ認識しにくいということであるのだ。

 

そのため、子供向けのプログラミング書籍を子供に買い与えるだけでは

やる気が高まらず、継続しないことが示唆される。継続するためには、

友達や保護者と一緒にプログラミングを行い、その結果を共有することが

不可欠であるのだ。