ScratchベースのRobo Blocks
ソフトバンクグループとソフトバンクロボティクスは、Scratchをベースに開発したロボット・プログラミングツール「Robo Blocks」を開発した。2018年2月中旬以降に提供される予定だ。
news.mynavi.jpロボット・プログラミングツール「Robo Blocks」は、Scratch同様にドラッグ&ドロップでの直感的な操作が可能。また、バーチャルロボット機能と融合しており、ブロックの積み替えはツール上で反映される。授業運営用に生徒用と教師用に分けた機能も搭載している。また、同社は、「教師用指導書 ステップアップ編」の2018年度から提供することと、ロボアプリを2月中旬以降に提供していくことも明かしている。
このツールは「Pepper 社会貢献プログラム」において提供される。Pepper社会貢献プログラムとは、小学校/中学校/高等学校に対して、Pepper本体とプログラミング学習用のカリキュラムを貸し出すというものである。月額有償で貸し出す「Pepper 社会貢献プログラム2」というプログラムも開始しており、昨年末には対象を高等専修学校/専門学校/大学へと拡大している。
NintendoSwitch上でLinux使用
ハッカーグループ「fail0verflow」が、Nintendo Switch上でのDebianの動作に成功した。この脆弱性はパッチでフィクスすることはできないと、同グループは主張している。
jp.techcrunch.comブートROMの欠陥を利用することで、このハッキングは可能となったようだ。ブートROMは書き換えることができないため、今後のソフトウェアアップデートで対応することもできない。唯一の解決方法は、新しいNvidia Tegra X1チップを作ることのみである。
OpenSSLクックブックの配布
OpenSSLの技術書「OpenSSLクックブック」が、出版社ラムダノートから無償配布されている。
www.lambdanote.com「OpenSSLクックブック」は、ラムダノートが販売している「プロフェッショナルSSL/TLSプロフェッショナルSSL/TLS」からOpenSSLに関する章を抜き出したもので、直販サイトから無償ダウンロードが可能。
GoogleChromeのフリーズ問題
偽のサポートホットラインの電話番号が書かれた、偽のセキュリティアラートで、ブラウザをフリーズさせる新たな手法が開発された。この新手法は、Windows版「Google Chrome」の現行バージョンを標的にするものであり、ブラウザに対して何千ものファイルを迅速にダウンロードするよう命令することで、瞬時にChromeを応答不能の状態にする。
japan.cnet.comこの手法で使われるWebページには、ウェブAPIを悪用するコードが含まれるという。このコードは、「Blob」オブジェクトを0.5秒間隔でダウンロードするように設定されており、大量の同時ダウンロードを発生させることにより、ブラウザはフリーズし、CPUとメモリの使用量が急激に上昇する。
これへの対抗策は広告ブロッカーの使用だ。また、ページにアクセスしてしまった場合でも、タスクマネージャーを開いて、問題のブラウザプロセスを強制的に終了することで、難を逃れられる。
各国でルートボックス規制検討
世界各国でルートボックスの規制が検討されている。
www.gamebusiness.jpスウェーデン公共教育大臣Ardalan Shekarabi氏は、P3Newsに対して「ルートボックスが2019年までにギャンブルの一種として分類される可能性がある」と語っており、 PCGamerに対しても「できるだけ早く賭博市場のコントロールを取り戻し、スウェーデンの消費者保護法がギャンブル活動を行うすべての関係者に適用されるようにする」とコメントしている。
www.gamebusiness.jpスウェーデン以外の国でも、ドイツの青少年保護委員会によってルートボックスの禁止が検討されたり、米ワシントン州の上院議員が「ルートボックスが賭博であるか」を判定する法案を提出されたりしていることが報道されている。
Peing – 質問箱のアプリ公開
匿名質問サービス「Peing – 質問箱」は、昨年11月にローンチされたばかりであるものの、月間2億PVペースまで拡大した。2018年に入ってから他言語対応や新機能の追加も続いていたが、2月8日よりスマホアプリ版がリリースされた。
jp.techcrunch.com機能面だけでなく、1月上旬に英語版の「QuestionBox」、中旬に中国語・繁体字版の「提問箱」の提供を開始するなど、Peingは積極的な事業展開を行っていた。
なお、現時点でのアカウント開設数は累計で120万ほどであるが、ピーク時と比較してアクセス数自体は落ちているようである。激減しているわけではないため、継続して使う人と使わない人が分れてきているフェーズを迎えていると考えられる。ユーザからは「いい質問が少ない」や「同じ質問が何度もくる」という声もあるため、今後はクオリティの高い質問が上部に表示される仕組みなども検討するとのことである。
Wireshark 2.5.0がリリース
最新版となる「Wireshark 2.5」が公開された。Wiresharkはオープンソースのネットワークプロトコルアナライザーで、さまざまなネットワーク通信を分析可能。トラブルシューティング/分析/開発/教育/セキュリティ解析など、各種用途で用いられている。
Wireshark 2.5は準実験的バージョンと位置づけられており、Wireshark 2.6で導入予定の新機能や改善点が盛り込まれている。今回のバージョンではUI/UXが改善されているほか、次のプロトコルがサポート対象に追加された。
- 802.11ax (High Efficiency WLAN (HEW))
- ActiveMQ Artemis Core Protocol
- AMT (Automatic Multicast Tunneling)
- Bluetooth Mesh
- Broadcom tags (Broadcom Ethernet switch management frames)
- CAN-ETH
- CVSスワードサーバ
- FP Mux
- GRPC (gRPC)
- IEEE 1905.1a
- IEEE 802.3br Frame Preemption Protocol
- ISOBUS
- LoRaTap
- LoRaWAN
- Lustre Filesystem
- Lustre Network
- Network Functional Application Platform Interface (NFAPI) Protocol
- New Radio Radio Resource Control protocol
- NXP 802.15.4 Sniffer Protocol
- PFCP (Packet Forwarding Control Protocol)
- Protobuf (Protocol Buffers)
- QUIC (IETF)
- Session Multiplex Protocol
- SolarEdge monitoring protocol
- Tibia
- TWAMP and OWAMP
- Wi-Fi Device Provisioning Protocol