Node-REDの機能拡張
コーディングなしでプログラミングが可能なツール「Node-RED」の
機能拡張に向けて、システム間での処理・データ連携を容易に実現する
技術を、日立製作所は開発したと発表。
「Node-RED」は、IBMが開発したコーディングレスプログラミングツールで、
画面上に「ノード」と呼ばれる処理部品を配置して、「ノード」間を接続する
だけでプログラムを容易に作成できる。UEのブループリントのようなものだ。
Node-REDについては、下記のような動画が公開されている。
システム間での処理やデータ連携を行うためには、以前は、
個別の処理を対象システムごとに開発する必要があったが、日立は、
Node-REDと他システムとの連携パターンを一般化できることに
着目し、システム間の接続インターフェース(API)を統合管理する
技術「Flow Connection Gateway」を開発した。
Flow Connection Gatewayは、システム接続機能を標準で提供するほか、
接続先システムのAPIを参照することで必要な設定を簡略化できる。
そのため、「ノード」の開発を効率化し、迅速なアプリケーション
開発を可能にするのである。
日立は、今回開発した技術を「Node-RED」の新機能として
Node-REDコミュニティに提供するほか、「Node-RED」初心者向けの
書籍の発売などを通じて、Node-REDコミュニティへ貢献するようだ。
また、今後「Node-RED」をIoTプラットフォーム「Lumada」上で
活用することで、アプリケーション開発・提供の迅速化を目指すとのこと。
ディズニーのストリーミング配信
ディズニーがスポーツのストリーミング配信サービス「BAMTech」の
株式の過半数を取得し、2019年から独自のストリーミングサービスを
スタートすることを発表した。
これに伴い、ディズニーはNetflixとのディストリビューション契約を
2019年で終了する。そのため、2019年以降はスターウォーズシリーズや
マーベル作品などのディズニー関連の映画が視聴できなくなる。
ディズニーは傘下にスポーツ専門チャンネル「ESPN」を持っており、
MLB・NHL・MLS・グランドスラム・その他大学リーグのスポーツ配信権を
所有している。ディズニーはBAMTechの買収に伴いESPNアプリの拡張も
計画しているようだ。
Flashゲーム消滅の危機
Flashが2020年にサポート終了するため、かつて一世を風靡した
Flashゲームは消滅の危機にさらされている。
Flash Playerは、2000年代前半から中盤にかけて、ウェブページに動画や
ゲームを埋め込むことができる便利なツールだった。
しかし、近年では、動作が重く、エラーが起きやすいなどの理由から嫌われ、
HTML5のようなプラットフォームへの移行が進んでいる。
サポート終了も決まって虫の息となりつつあるFlashだが、
インディーズゲーム文化をこれまで支えてきたことは紛れもない事実であり、
今でも多くの遺産がウェブ上には残されている。
一部のFlashゲームはWebGLなどに既に移行しているものの、
まだ、多くの作品は消滅のリスクにさらされていることは間違いない。
シャープの老化物質測定センサ
シャープライフサイエンスが、老化物質「AGEs(最終糖化産物)」の
体内蓄積レベルを測定できるAGEsセンサ<RQ-AG01J>の発売を発表。
左手中指の先を測定部に挿入するだけで、AGEsの蓄積レベルを簡単に
測定できるのが特徴だ。血液の採取が不要で、所要時間も30~60秒程度。
AGEsは糖とたんぱく質が結合して生成される物質で、一部の発酵食品などに
含まれるほか、飲食を通じて摂取した糖が体内のたんぱく質と結合して
生成されることもわかっている。老化に関与するといわれていることから、
健康状態を表す新しい指標として注目されている。
光を当てると発光するという特性を一部のAGEsは有しているため、
本機はその特性を利用して、指先に近紫外光を照射し、体内のAGEsが
発した光の量を測定・解析することで蓄積レベルを算出する仕組みだ。
スコア化してA~Eの5段階評価で表すほか、同世代と相対比較した順位を
目安として示す。また、付属のプリンタで測定結果を印字することも可能だ。
Tesla Model 3のディスプレイ
テスラの普及価格帯EV「Model 3」は内装が特にユニークで、
一般的な乗用車に搭載されているメーターパネルを持たず、
センターコンソールの部分に大きなディスプレイを配置している。
Tesla Model 3にはハンドルの横に15インチのタッチスクリーンが
設置されており、タッチ操作で空気循環制御などを行うことができる。
また、カーナビや音楽プレーヤー、スピードメーターなども
このディスプレイ上から確認可能。画面上には車両がバーチャルで
表現されており、路面状況の把握しやすくする機能も搭載されている。