Kilroy Was Here

不定期更新の技術ブログ

プロンプト方式の認証

Googleは、SMSによる2段階認証からプロンプトを用いた

認証方法への移行をユーザーに促している。

japan.cnet.com

安全でないという理由から、NISTはSMSによる2段階認証を非推奨と

している。そのSMSによる2段階認証の代替案として、Google

プロンプト方式を推奨しているのである。

 

プロンプトによる認証がSMSによる認証よりも優れている点は、

暗号化された接続を介して認証プロセスが実行されることにある。

 

今後、SMSによる2段階認証を使用しているユーザーに対して、

Googleはプロンプトによる認証への切り替えを求める予定だ。

 

今すぐSMSによる認証のサポートが終了するというわけでは

ないようだが、将来的にサポート終了する可能性は示唆されている。

 

プロンプト方式を利用するかはユーザの選択に委ねられるが、

SMSによる認証に戻った場合には、半年後にフォローアップ通知が

送られるようだ。

クラウドと出入国時捜索

税関・国境警備局(CBP)が裁判所の令状なしで可能な捜索は、

ローカルに保存されているデータのみに限定されるようだ。

jp.techcrunch.com

これは、オレゴン州選出上院議員Wydenらが今年2月20日に提出した

質問状に対する、CBPの回答から導出されている。

 

サーバの所在が国内であっても国外であっても、クラウド上のデータを

国境捜索することはできないので、出入国時に開示したくない情報は

オンライン上に一時的に保存した方がよさそうだ。

Go言語のアップグレード計画

Goプロジェクトチームは「Go 2」へ向けた基本計画を発表した。

news.mynavi.jp

どのような問題を解決することを目指してGo 2へ向かっていくのか、

実際にどのような工程でGo 2のリリースへと進めるのかを、

ブログ上(https://blog.golang.org/toward-go2)で説明している。

 

Goプロジェクトチームはこれまでの開発経験や運用経験から

問題点を洗い出し、Go 2で解決したい項目として挙げている。

 

Go 1との互換性を維持しつつ、徐々にGo 2の機能をマージしていく

予定のようだ。最終的には、Go 1.20のリリースをGo 2.0に置き換える

などして、スムーズなリリースを目指すとしている。

Mobilmoでプログラミング体験

トヨタ自動車はMobilmoという子供向けの

プログラミング教育アプリの配信を開始したと発表した。

japan.cnet.com

Mobilmoは、トヨタ自動車とチームラボが共同開発したアプリだ。

100種類以上ある3Dパーツをつなげた移動体「モビルモ」を発明して、

バーチャルの巨大惑星を探索するというものである。

 

以下のようなプレイ動画も公開されている。

www.youtube.com

アプリでは、自分だけのモビルモを作成できるほか、モビルモの

動作をプログラミングすることも可能。探索中に出会った

他のモビルモと機能をコピーしあう機能も搭載している。

 

ミニゲームで「称号」がもらえたり、自分のモビルモのパーツを

他ユーザーはどのように使っているか「DNA」として確認したり、

経験値によって「ランク」をアップしたりできるので、

ゲームアプリとして純粋に楽しむこともできるようだ。

 

アプリには、初心者から上級者までをカバーする、

2つのクリエイトモードを搭載している。

 

「モビルモ作成モード」では、ノーマルパーツと

既製のアクションパーツを組み合わせてモビルモを作成するが、

「アクションパーツ作成モード」は、アクションパーツを

自作してモビルモを作成する上級者向けのモードとなるようだ。

コードから言語を特定せよ

TripleByteのサイト上で、サンプルコードをもとに言語かを当てる

「Language Identification Quiz」が公開されている。

quiz.triplebyte.com

ユーザ登録などは不要で、すぐにクイズに挑戦できる。

また、スマホからでも利用可能だ。

 

クイズは4択で、全15問。時々マイナーな言語が

出題されることもあるようだ。

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低価格なハイエンドCPU

2017年夏に発売される、デスクトップPC向けのハイエンドCPU

Ryzen Threadripper」の価格が正式に発表された。

gigazine.net

価格は1920Xが799ドルで、ハイエンドモデルの1950Xが999ドルであり、

Intelのハイエンドモデル「Core i9-7900X」と1950Xは同価格である。

 

Core i9-7900Xを性能で圧倒する1950Xを同価格でリリースするという、

Intelを完全にたたきつぶすための戦略的な値付けというわけだ。

Core i9-7900Xは、グリスバーガー状態による発熱問題も抱えているため、

この点でも1950Xより不利になりそうだ。

 

製品の使用については、下記の通り。

gigazine.net

CPUコアをInfinity Fabricと呼ばれる新インターコネクトで接続するなど、

Ryzen ThreadripperにはEPYCと同じ仕組みが採用されている。

 

SKUは以下の9モデルで、16コア・14コア・10コアモデルが2種類ずつ、

12コアモデルが3種類というラインナップになっている。

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ぴゅう太でイースを再現

1987年に発売したARPGイース」を、「ぴゅう太」で再現した

動画が公開されている。「ぴゅう太」は80年代に発売された

16ビットゲームパソコンだ。

www.youtube.com

動画を公開したのはTINY野郎氏で、過去にMSX用に作ったものを

ベースにTMS9900用アセンブラで書き、32KROMに焼き、

ぴゅう太の実機+ゲームアダプタで動作させているようだ。

ぴゅう太のRAMは256バイトだが、ゲームには80バイトくらいしか

使っていないとのことである。