プロンプト方式の認証
Googleは、SMSによる2段階認証からプロンプトを用いた
認証方法への移行をユーザーに促している。
安全でないという理由から、NISTはSMSによる2段階認証を非推奨と
している。そのSMSによる2段階認証の代替案として、Googleは
プロンプト方式を推奨しているのである。
プロンプトによる認証がSMSによる認証よりも優れている点は、
暗号化された接続を介して認証プロセスが実行されることにある。
今後、SMSによる2段階認証を使用しているユーザーに対して、
Googleはプロンプトによる認証への切り替えを求める予定だ。
今すぐSMSによる認証のサポートが終了するというわけでは
ないようだが、将来的にサポート終了する可能性は示唆されている。
プロンプト方式を利用するかはユーザの選択に委ねられるが、
SMSによる認証に戻った場合には、半年後にフォローアップ通知が
送られるようだ。
クラウドと出入国時捜索
Go言語のアップグレード計画
Goプロジェクトチームは「Go 2」へ向けた基本計画を発表した。
どのような問題を解決することを目指してGo 2へ向かっていくのか、
実際にどのような工程でGo 2のリリースへと進めるのかを、
ブログ上(https://blog.golang.org/toward-go2)で説明している。
Goプロジェクトチームはこれまでの開発経験や運用経験から
問題点を洗い出し、Go 2で解決したい項目として挙げている。
Go 1との互換性を維持しつつ、徐々にGo 2の機能をマージしていく
予定のようだ。最終的には、Go 1.20のリリースをGo 2.0に置き換える
などして、スムーズなリリースを目指すとしている。
Mobilmoでプログラミング体験
トヨタ自動車はMobilmoという子供向けの
プログラミング教育アプリの配信を開始したと発表した。
Mobilmoは、トヨタ自動車とチームラボが共同開発したアプリだ。
100種類以上ある3Dパーツをつなげた移動体「モビルモ」を発明して、
バーチャルの巨大惑星を探索するというものである。
以下のようなプレイ動画も公開されている。
アプリでは、自分だけのモビルモを作成できるほか、モビルモの
動作をプログラミングすることも可能。探索中に出会った
他のモビルモと機能をコピーしあう機能も搭載している。
ミニゲームで「称号」がもらえたり、自分のモビルモのパーツを
他ユーザーはどのように使っているか「DNA」として確認したり、
経験値によって「ランク」をアップしたりできるので、
ゲームアプリとして純粋に楽しむこともできるようだ。
アプリには、初心者から上級者までをカバーする、
2つのクリエイトモードを搭載している。
「モビルモ作成モード」では、ノーマルパーツと
既製のアクションパーツを組み合わせてモビルモを作成するが、
「アクションパーツ作成モード」は、アクションパーツを
自作してモビルモを作成する上級者向けのモードとなるようだ。
コードから言語を特定せよ
TripleByteのサイト上で、サンプルコードをもとに言語かを当てる
「Language Identification Quiz」が公開されている。
ユーザ登録などは不要で、すぐにクイズに挑戦できる。
また、スマホからでも利用可能だ。
クイズは4択で、全15問。時々マイナーな言語が
出題されることもあるようだ。
低価格なハイエンドCPU
2017年夏に発売される、デスクトップPC向けのハイエンドCPU
「Ryzen Threadripper」の価格が正式に発表された。
価格は1920Xが799ドルで、ハイエンドモデルの1950Xが999ドルであり、
Intelのハイエンドモデル「Core i9-7900X」と1950Xは同価格である。
Core i9-7900Xを性能で圧倒する1950Xを同価格でリリースするという、
Intelを完全にたたきつぶすための戦略的な値付けというわけだ。
Core i9-7900Xは、グリスバーガー状態による発熱問題も抱えているため、
この点でも1950Xより不利になりそうだ。
製品の使用については、下記の通り。
CPUコアをInfinity Fabricと呼ばれる新インターコネクトで接続するなど、
Ryzen ThreadripperにはEPYCと同じ仕組みが採用されている。
SKUは以下の9モデルで、16コア・14コア・10コアモデルが2種類ずつ、
12コアモデルが3種類というラインナップになっている。